概要

『桃太郎少年合唱団50年記念誌』より

桃太郎少年合唱団は、昭和37年(1962年)に当時の三木行治岡山県知事の提唱により、青少年の健全育成と地域音楽文化向上に役立てることを目的に創設されました。

そのきっかけは、昭和36年(1961年)に倉敷を訪れたウィーン少年合唱団の演奏を聴かれ、その歌声に強く感動されたことによると伝えられております。昭和39年(1964年)には、地元の財界人の協力により、財団法人として認可を受けております。その後三木初代理事長(岡山県知事)は同年9月に急逝されました。同理事長が病床より、団員からのお見舞いの返事の中で、『わたしは、桃太郎少年合唱団が、いまにフランスの「木の十字架合唱団」やオーストリーの「ウィーン少年合唱団」のような、りっぱなコーラスになって、日本中いや世界中の人に、うつくしいうたを聴かせる日がきっとくると信じています。』と綴られています。

それから半世紀、おおぜいの団員たちは精一杯練習し、精一杯歌い続け、毎年秋に開催される定期演奏会をはじめ、全日本少年少女合唱祭、全国少年合唱大会、岡山県少年少女合唱連盟演奏会、その他さまざまな事業や式典などへ参加し、また本格的なクラシックコンサートへの合唱参加なども経験してきました。

創立20年目から海外での演奏や合唱団との交流が始まりました。ハワイでのホノルル少年合唱団とのジョイントコンサートを皮切りに、中国・洛陽、オーストラリア・シドニー、ヨーロッパではケルン、デュッセルドルフ、ボンなどでの演奏の機会を得ました。平成11年(1999年)8月には、世界の少年合唱団の中で初めてオーストリア・ウィーン少年合唱団との合同合宿を実現、ドイツ・レーゲンスブルク大聖堂少年合唱団とは平成9年(1997年)以来相互に行き来し、それぞれ演奏会、交流会を行っています。

これまでの活動実績に対し、下記のような表彰をいただいております。

  • 昭和41年(1966年)岡山県青少年健全育成助成金
  • 昭和43年(1968年)三木記念助成金
  • 昭和58年(1983年)山陽新聞奨励賞
  • 平成6 年(1994年)岡山県芸術祭賞
  • 平成12年(2000年)音楽教育振興賞(音楽教育振興財団)
  • 平成12年(2000年)岡山県文化賞
  • 平成13年(2001年)サントリー地域文化賞
  • 平成20年(2008年)内閣府善行賞

全国で児童合唱団は500くらいありますが、「少年」合唱団は約10団体(2012年現在)で、大変貴重な存在です。桃太郎のように健康で明るく優しい心の少年たちが集まり、岡山で生まれ、岡山で育った桃太郎少年合唱団。地域の誇りとして、地域の人々に愛され支えられながらますます発展してゆくことを願っています。

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