巨人の星と新造人間キャシャーン

いつの頃からか知りませんが、桃太郎少年合唱団の練習は土曜日だけに行われています。

私の時代は、火曜日と土曜日の週2回の練習がありました。

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その頃は、私の小学校がある東山から練習場がある京山まで、バス1本で乗換なしで行けたので、学校から家が遠い団員たちは帰宅せず、学校前のバス停でバスに乗って練習場に向かうのが常でした。

当時、普通の小学校は土曜日は3限まででした。ところが私の小学校は4限まであり、給食を食べてから帰宅することになっていました。給食といってもパンと牛乳だけの軽食だったので、練習の途中でお腹ペコペコになります。今と違っておやつは出なかったから、3限でいったん帰宅して、お昼ごはんをたっぷり食べてから練習に来れる他の小学校の友達が羨ましかったです。

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さて、いつころだったかは忘れましたが、巨人の星の放映が始まりました。土曜日の19時に始まる30分番組で、巨人の星を見るのは、当時の小学生男子のノルマと言えました。当時は正真正銘のお坊ちゃま以外は、練習場に自力で通いました。私の場合は家に帰るのに、バス待ち時間を含めると1時間くらいかかりました。だから練習終了後、必死で家に帰らないと、「おもいこんだら」に間に合いません。バス停から早歩きで家まで帰ればちょうど間に合うくらいだったので、ほぼ全回欠かさずに見られたと記憶しています。

またあるとき、火曜日に新造人間キャシャーンが始まりました。これもまたノルマみたいなものでしたが、時間的には巨人の星ほど大変ではなかったです。しかし、ときどき練習が伸びて、見られないことがありました。そして最終回の日、何らかの事情で練習が延長になり、バスを降りたのが放映終了時刻ごろだったので、同じバス停で降りる友達とともにうなだれながら家に向かいました。

練習場の近所の仲間たちが羨ましかったです。

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家庭用の録画機器が、まだ存在しなかった時代のお話です。

 

 

 

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