Les Essais d'un ancien membre de "Momotaro Boys Choir"

Où allez-vous?, Où est-il?

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タイトルは「あなたはどこへ行くのですか? 彼はどこにいますか?」という意味です。

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私(当時は保護者会役員)が棚田先生(当時は団長)に頼まれてホームページを再構築したり、ブログを立ち上げてしばらくしたころか、そのしばらく前だったと思いますが、岡山市在住の女性が「桃太郎少年合唱団って、まだあったの?」とtweetしていました。普通の人から見た桃太郎少年合唱団は、そのような状態にあったようです。むしろ「桃太郎少年合唱団」という文字列に記憶がある人の存在を喜ぶべきであったかもしれませんが、かく言う私(=OB)も息子が入団するまでは、毎年送られてくる封書を見て「まだ続いていたのか?」と思うのが年中行事でした。要するに、日常的に目や耳にする「桃太郎少年合唱団」の情報がほとんどなかったわけです。

小学校のクラスに数名の団員がいた私達の時代は、「あした遊ぼうや」→「ごめん、桃太郎なんだ」とか、「桃太郎のチケット買って」→「いつあるの? で、いくら?」という感じでクラスや学校の仲間と会話が通じました(「桃太郎」=「桃太郎少年合唱団」である点も重要)。学校、学年に1人のような現状では無理です。

こういうことも、ブログを続けてきたモチベーションでした。他の記事に書いたアクセス数を見てもらえば、このブログに一定の価値があったことが分かるでしょう。

(追記 2017/11/28) 少年合唱団応援団K氏のブログに下のようなことが書かれていました。「日本の少年合唱団というと、そもそもホームページやFecebookが無かったり、あってもあまり更新されなかったりで正直外部の人には本当に活動しているのかどうか分からない…なんていう場合もあったりするのですが」。これがインターネット時代の一般的なものごとの捉え方だと思います。

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先日、パトロール中に、桃太郎少年合唱団の「公式」のHPが見つかりました。全く知らされていませんでしたが(※)、最近公開されたもののようです。

トップページに表示されるMBCマークが白目をむいていて怖いです。どうして透過PNGを使わなかったのか不思議です。それはさておき、困ったことに、公式を標榜する新しいHPではプライバシー保護に関する一般論から不適切な部分がありました。それらの不適切さを解消する作業はとても簡単です。問題なのは、それをスルーさせて公開してしまうような意識のあり方です。他のところでも似たようなことを書きましたが、「あなたは、その情報(文字とか写真)を家の玄関に貼り出せますか?」という、プライバシー保護のためのとても分かりやすい指標から考えると、簡単に正しい答えを出せることです。

(追記)とあるところに「(桃太郎少年合唱団のブログが)変になっている」と書かれていましたが、事情を知っていればそんな書き方はしなかったでしょう。

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以下は、2017/11/20に追記しました。

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Google検索のトップにいまだにこのブログが出て来るのはまずいと思っているので、しばらく前から「桃太郎少年合唱団」の文字をブログタイトルから削除しています(※)。そして、数日に一度くらい、(かつての日課からペースダウンした)パトロールをかねて「桃太郎少年合唱団」で検索していますが、「公式」のホームページはなかなか検索一覧1ページ目に浮上しません。今日は8ページ目に出てきました。

よほど情報に飢えていないかぎり、人は8ページまでめくらないでしょう。これでは情報提供メディアとして価値がありません。URLを知っている人しか「公式」ホームページに到達できないからです。また、このブログが今でもトップに出るということは、インターネットにおいてはいまでもこのURLが重きをもつことを示しています。「公式」を作る場合に、私が去年8月と今年の1月に知らせた(そして短期間ではあるけれど試行した)方法を使えば、このURLで続けられたので、検索トップを維持できました。このようなことも情報提供者は知っておくべき情報リテラシーです。

でも、このブログは近いうちに更新停止するし、上にも書いたようにタイトルから「桃太郎少年合唱団」をはずしているので、だんだんと検索トップから降りていくとは思います。そのときに「公式」ホームページがトップに出るかどうかは分かりません。早くトップに出てほしいと思ったら、来る日も来る日も人海戦術で「桃太郎少年合唱団」を検索して「公式」をクリックして実績を作ってやれば、数ヶ月後にはなんとかなっているだろうと思います。

とにかく、情報提供者は、閲覧するだけの人と比べると何倍もの情報リテラシーの知識を身につけておく必要があるということです。

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それはさておき、「公式」ホームページ記載の行事予定ページにはいくつかの校正ミス(誤記)がありました。デジタル情報は寿命が長いから、現在の人たちのためだけでなく、未来の人たちのためにも少しでも正確にした方がよいと思います。ホームページの情報は未来への遺産です。

かつてのブログでは、保護者からの寄稿はイベント後に書いてもらっていたので、イベント予告は私が一人で書いていました。校正経験者は、最終原稿までを完全に一人の目でやることの大変さがわかると思います。自分が書いた原稿では「自分が内容が分かっていることによる見落とし」(このブログも同様)、他人が書いた原稿では「他人の思考を理解できないための見落とし」が発生しやすいと思います。複数の目で見れば瞬時に見つかるミスであっても、一人ではなかなか見つけられなかったりします。だから時間がかかります。3人が5分ずつ使うのと、1人が30分使うのではどちらが全体の負担が減るかは明白でしょう。

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ホームページの校正ミスを見つけて心配になったので、さっき初めて今年の定期演奏会のチラシを見ました(公式ホームページに掲載されている写真であって、印刷物ではありません)。こちらにも誤記がありました。

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ところで、「公式」ホームページに掲載されている2017年の定期演奏会のチラシ画像の、ステージ写真の背景の壁にひどい汚れがあるので驚きました。汚れに驚いたというより、汚れのある画像が公式に掲載されていることに驚いたのです。まさか市民文化ホールがあのような派手な汚れを放置するはずはないと思って去年の写真を引っ張り出して確認したら、実際の壁にはそのような汚れはありませんでした。

汚れが入ったのは、いくつかの事実から、スキャナで取り込んだ写真を使ったからだと分かりました。

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掲載画像が劣化のないPNGではなくJPEGになっていることについては、JPEGの性質から顔をぼやかせるなどの効果があるので、プライバシーへの配慮という点からは良い選択です。ただしJPEGは自然風景のようなエッジがはっきりしない対象を撮したデジタル画像のファイルサイズを小さくするための圧縮技術なので、文字の輪郭のようにコントラストの変化が大きな部分でのぼけが強く(ブロックノイズが発生し)、画像サイズ次第では文字が読めなくなります。文字等をはっきりさせたい場合は劣化のないPNGが適切です。なお、PNG=Portable Network Graphics、ネットワークでの画像配信のために開発された、デジタル画像の歴史の中では新し目のフォーマットです。JPEGはネットワーク内での利用を主目的に開発されたのではありません。

汚れや裏写りは、チラシ画像を拡大して見なければあまり気にならないでしょうが、この画像は短辺方向が1000ピクセルを超えていて(※)、それを表示・ダウンロードできるようになっています。拡大して詳細を読もうとする人もいるはずだから、印象を損なう汚れや裏写りは好ましくありません。

(※)十数年前に一般的であった200万画素のデジカメ程度のピクセル数です。昔だったら印刷してきれいに見えるのはハガキサイズくらいまででしたが、最近のプリンタはプリンタそのものもドライバもよくできているので、芸術写真でなければ(そこに示された情報を得るためだけであれば)、A4にプリントしても差し支えないピクセル数です。元画像にノイズがあったら、そのまま印刷されます。また、普及タイプのノートパソコン画面の横は1366ピクセルなので、拡大率1で表示しても、画面幅の3/4くらいの幅になります。15.6インチ画面であれば、A4の紙より20%程度大きく表示されるのでノイズが目立ちます。

以上をまとめると、プライバシー保護と文字情報の鮮明さという矛盾する要求を満たすためには、「PDFからPNGを書き出して、レタッチソフトを使って写真部分だけに多少のぼかしを入れる手順が適している」ということになります。作業にかかる時間は数分です。

チラシ画像のサムネールにパスワードをかけたPDFファイルをリンクさせる方法もあります。これも数分で終わる作業ですが、リンクの設定やPDFの保護の設定など、もう一歩進んだ学習が必要です。でも操作は簡単な定型作業なので、数回やれば身につきます。

結局、なかなか身につかないのはスキルが原因ではなく、団員のためのプライバシー保護と閲覧者のために文字を鮮明にするなど情報の正確さを向上させること、これらの相反する要求に配慮する姿勢の欠如です。情報を提供するときは、情報を得る人の立場に立つ必要があります。デザインする者は日常的にそのような心がけで臨みますが、一般の人にはハードルが高いかもしれません。でも壁ではなくハードルだから、その気になれば越えられます。

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Où est-il? (かれはどこにいるの?)

チラシに使われている写真では、指揮者の後ろ姿に一人の団員が隠されてしまっています。

私も昔、公式写真の中でクビチョンパされていた経験があるので、その団員くんの悲しみを共有できます。ステージで歌っている場面で、特定の角度から一部の団員が見えないのはやむを得ませんが、主役全員が写らない写真を広報に使うのは一般論的には疑問です。写らない団員くんと保護者(そして、すでに卒団した団員と保護者)に事前に確認してOKをもらっておけばいいのかもしれませんが、デジタル情報として長く残るわけだから、数十年後に嫌な思いをすることになるかもしれません。だから写真のストックが必要なわけです

カメラをもっていること自体が特殊であった昔とは異なり、現在においては「配慮」がスキルや機材に優先します。

そして「下手な鉄砲も数打ちゃ当たる」と、バシャバシャと大量に写しておけばよいのです。人物写真はフィルムカメラの時代から、モータードライブというフィルム駆動装置を使っておどろくほど多量の写真を撮影し、あとから1枚だけを選び出していました。ところが今はデジカメだから現像代を気にせずに大量に写せます。スマートフォンでさえ毎秒数枚の連写ができます。同アングルで撮した複数枚の写真から各自の良い表情だけを選んで全員スマイルのインチキ写真を作ることも数千円のソフトで簡単にできます。今はそういう時代です。

技術の進歩により危険は増えつづけていますが、危険を減らす技術もどんどん身近になってきています。このブログのあちこちに書いたような無知を放置せず、理系脳?を用いて、普及した技術を活かしながらよりよい方向を模索していけば、団員たちの将来がバラ色になります。

 

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